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普通に身体に生息するカンジダは体調次第で悪さをすることがある真菌です

2020年07月17日

性病の原因ともなるカンジダは、健康な人の皮膚や粘膜に常在している普遍的な真菌です。通常、健康であれば問題を起こすものではありませんが、女性の場合には何らかの要因によりこの感染症の菌が異常に増殖することで、膣カンジダを発症します。症状としては、膣や外陰部のかゆみや灼熱感、痛み、軽度の腫れや発赤のほか、白いヨーグルト状の下り物が増加するほか、性交時に痛みを感じるといったものです。

カンジダは性病として扱われていますが、普遍的に見られる真菌であるため一度も性交の経験がなくても発症することがあるもので、また治療を行っても再発することが知られます。このためカンジダ症とは言うものの、発症は感染することが原因ではなく体調不良や体質変化でも引き起こされるものです。

症状が現れるケースとしては、疲れや風邪、ストレスなどで免疫力が低下していることのほか、抗生物質を使用して膣内にいる細菌バランスが変化した場合や、妊娠することで膣内の酸性度が低下するなどしてカンジダ菌が優勢になった場合などが考えられます。また性交することでも男性から感染することがありますし、ピルを使用することでホルモンバランスが代わることでも起こります。いずれにしても体調が体質が発症に大きく影響するものですから、副腎皮質ステロイドの使用や糖尿病や肥満といったもの、免疫抑制剤の使用などでも起こるものです。また実際には検査をしても原因不明で発症することも珍しくありません。

なお、カンジダ膣炎を起こす人で性行為によって感染した人は5%から10%ですからその多くはもともと存在していた常在のカンジダ菌によって起こるものです。治療は抗真菌薬を用いて行うもので、膣で起こっている場合には膣錠の挿入を1日1回行いそれを7日間続けます。また同時に軟膏で外陰部の治療を行うもので、基本的にクリニックで治療を受ける場合には女性の治療では膣錠と軟膏を併用して行うものです。7日間の治療でほとんどのケースでは症状が消えますし、また他の性病と異なり検査をしても常在のカンジダ菌が存在しているため、症状が治まれば治療は完了したという扱いになります。

一方ですべての菌をなくすということはできませんから、膣カンジダそのものは再発する可能性のあるものです。このため再発した場合に限り使用できる市販薬も売られており、一度治療を受けた場合には市販薬を薬局やドラッグストアーで手に入れることができます。